月桂樹 治療中

ご無沙汰しております。

毎日「暖かい日」が続きますね・・・水分補給も忘れずに、夏を乗り切りましょう。

そんな暖かい季節、植物の虫や病気も多くなりますね。今日はスス病を手入れしたので、その状況をご報告です。

月桂樹 手入れ前①

月桂樹 手入れ前

月桂樹 手入れ前②

葉 手入れ前

オリンピック関連の話題にも事欠きませんが、こんな月桂樹で勝利の冠作られた日には「おでこ真っ黒」・・・お恥ずかしながら、ひどい状態です。

この、黒くススが付いたような状態が「スス病」です。「真っ黒クロスケ出ておいで~」なんて可愛らしさを微塵も感じられない状態です。m(_ _)m

このスス病、実は「アブラムシ」や「カイガラムシ」「コナジラミ」などが原因です。彼ら?の排泄物によって発生するカビの一種で、放っておくと見た目が悪いだけでなく、葉の光合成や蒸散を阻害し、著しく生育を妨げます。発生時期は、原因となる虫の活動期でもある春~秋が多くなりますが、基本的に一年中発生する症状です。予防としては、もともと虫の排泄物が原因の症状なので、ムシの発生を抑える事が大切です。もし発生してしまった際は、スス病の治療だけでなく、原因となる虫の駆除も必要です。

カイガラムシ

今回の犯人 カイガラムシくん

今回の犯人?はカイガラムシ・・・木がそれほど大きくないので、薬剤に頼らずスス病共々拭き取る事に!

手入れ中

拭き取り中

植物全体に水をかけて・・・ある程度水流で落としてから、枝を折らないように1枚ずつ・・・やばい。飽きてきた・・・

手入れ中①

途中経過

やっとここまで・・・半分真っ黒、キカイダーみたいな状態で諦める訳には・・・始めた事をちょっと後悔中(≧∇≦)

完了

終了

ふう~やっと終わりました。あとは念のため、ベンレートやダイセン・トップジン等の殺菌剤をかけておくと安心です。

植物が大きくて、とても拭き取る事が出来ない場合は、不本意ながら薬剤に頼る事も・・・スミチオン乳剤やオルトラン水和剤等でムシを駆除する&ベンレートやダイセン・トップジンなどでスス病退治。毎年スス病にかかってしまう植物があれば、予防の為に殺虫剤(スミチオンやオルトラン水和剤など)を散布し、虫の発生を予防する事が基本となります。庭木などは、なかなか虫の発生にも気づきにくいかもしれませんが「木にアリが登って行く」「木の下がベタベタしている」等の状況を発見したら、アブラムシやカイガラムシ発生のサインかもしれません。早期に発見し、なるべく薬剤に頼らないで済むように対応して下さい。

あっ・・・ワイヤープランツに実が付いてました!

ワイヤープランツ

ワイヤープランツの実

いきなり別の話題になりましたが、ゼリーで作ったような実が奇妙で・・・ご紹介したくなりました。(>_<)

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